就学先の選択に悩むお母さんへ

小学校入学にあたって

通常級でいいのか
特別支援教室を利用するか
特別支援学級がいいのか・・・

誰に相談しても
「お母さんが決めることです」
と言われてしまう。

「誰も何も言ってくれない…」

私が決めなきゃならないなんて
責任が重すぎる…

めちゃくちゃ不安だと思います。
めちゃくちゃ心配だと思います。
 
 
ではなぜ悩むのか…

どちらも正解だからです。

どの選択をしたとしても
それぞれのよさがあるから悩むのです。
 
 
学校生活は

誰が担任になるか
どんな友だちとクラスメイトになるか
そして、管理職の先生の考え方

などによって大きく変わってきます。

そしてこれらの要素は
「選べません」。

支援者も「〇〇がいいですよ」
と言ってしまえた方が楽な場面は
多々あると思います。

しかし
学校内でかかわれるわけではなく
不確定要素の影響が大きすぎる中では
安易なことは言えないのです。

もし
誰かに決めてもらった学校で
うまくいかなかったとしたら
十中八九後悔します。

だからこの時期は
しっかり悩んでいいのです。

しっかり悩んで自分で決めることです。
 
 
ただし
支援者にもできることがあります。

それは
学校を決めることではなく
目の前のお子さんのチカラが
最大限発揮される環境はどんなモノか
どんな工夫があればやっていけそうか
について一緒に考えることです。

そして
お母さんにかかる負担の大きさを知り
不安なお母さんに寄り添うことです。

(支援者さん
 そばにいてあげてくださいね)
 
 
さらには
学校選択をしたあと
その選択がよかったと思えるように
今できることを一緒に考えることです。

「隣の芝生は青い」

どの選択をしても

違う選択をしていたら
どうだったんだろう?

と思うことが必ずあります。

たとえその時うまくいっていないとしても
別の選択をしていたらうまくいっていた
なんていう保証はどこにもありません。
 
 
だからこそ
その都度自分で決めることが大切。

どんな選択したとしても
選択したことがよかったと思えるように
行動すること、ベストを尽くすこと。

28年間いろいろなご家族を見てきて
感じるのは、たった一つの選択が
その子の一生を決めるなんてことは
あり得ないということです。

大切なのは選択したあとに
どんな行動をとるかということ。

たとえうまくいかなかったとしても
その時はその時!次の道が開けます。

自分の選択にこだわりすぎず
ベストを尽くして、修正する。

私たちもそうやってここまで
歩んできたのではないでしょうか?
 
 

学校を決めるにあたって
お子さんと一緒に成長していく中で
「ご家族として大切にしたいこと」
を明確にしておくことも大切です。

そしてご家族でシェアしておくといい。
もちろんお子さんご本人とも。

子どもの生活の場(人生の舞台)は
学校だけではありません。

学校にすべてを求めるのではなく
学校で得られないものは
他で補えばいいと思いましょう。
 
 

今は担任の先生が決まる前から
学校への相談や引き継ぎができるように
なっているので、事前に伝えましょう。
 
 

そして今は
義務教育を終えたあとの選択肢も
たくさんあります。
魅力的な取り組みをしている学校が
たくさんあります。

だから未来を先取りして
心配ばかりするのではなく

今この瞬間が
楽しいと思えるように
心地いいと感じられるように

いっぱい笑って
いっぱい遊んで

目の前のお子さんと
かかわってあげてくださいね。

入学式の当日の息子 まさかのクローゼット立て籠り事件!

 
 

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